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マスク氏、ソーラーシティ買収の正当性訴え 2日間の法廷証言終了

ロイター / 2021年7月14日 10時19分

 7月13日、テスラによるソーラーシティ買収に関する株主代表訴訟で証言したテスラのマスクCEOは、持続可能エネルギーへの移行を加速するという自社の長期目標にとって太陽電池パネルを手掛けるソーラーシティは不可欠だったため買収する必要があったと述べた。1日目の証言を終えたマスク氏、デラウェア州で12日撮影(2021年 ロイター/Jonathan Ernst)

[ウィルミントン(米デラウェア州) 13日 ロイター] - 米電気自動車大手テスラによるソーラーシティ買収に関する株主代表訴訟で、テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は13日も証言し、持続可能エネルギーへの移行を加速するという自社の長期目標にとって太陽電池パネルを手掛けるソーラーシティは不可欠だったため買収する必要があったと述べた。

テスラによる2016年のソーラーシティ買収を巡り、組合年金基金や資産運用会社はマスク氏が資金難のソーラーシティを26億ドルで買収するようテスラ取締役に強要したと訴えている。ソーラーシティはマスク氏の従兄弟らが設立した企業で、マスク氏は当時、テスラとソーラーシティの株式それぞれ22%を保有していた。

テスラの株主は、買収に費やした金額をテスラに返還するようマスク氏に命じる判決を求めている。

マスク氏はこの日、2日間で約8時間にわたった証言を終えた。証言ではテスラが16年当時、その他の太陽光発電システムとの統合が困難だったためにバッテリーシステム「パワーウォール」開発に苦慮していたと説明。「第三者の太陽光システムを非常に多く抱えていれば、面倒な状況となる。テスラの内部に太陽光が必要だった」と述べた。

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