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原油先物2%超下落、サウジとUAEが歩み寄りとの報道で

ロイター / 2021年7月15日 5時50分

[ニューヨーク 14日 ロイター] - 米国時間の原油先物は2%超下落した。サウジアラビアとアラブ首長国連邦(UAE)が供給拡大に向け歩み寄ることで一致したと伝わったほか、ガソリン需要の減少を示す米国のデータを受けた。

清算値は、北海ブレント原油先物が1.73ドル(2.26%)安の1バレル=74.76ドル。米WTI原油先物が2.12ドル(2.82%)安の73.13ドル。

リフィニティブのデータによると、北海ブレントとWTIの価格差は7月6日以来の大きさとなった。WTIは需要を巡る懸念の影響を受け大幅な下げとなった。

石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟の主要産油国でつくる「OPECプラス」の関係者は、減産の延長を巡って対立していたサウジとUAEが供給拡大に向け歩み寄ることで一致したとロイターに明かした。

米エネルギー情報局(EIA)の発表によると、原油在庫は8週連続で減少したものの、ガソリン在庫が100万バレル増加した。予想は180万バレル減だった。

リポウ・オイル・アソシエーツ(ヒューストン)のプレジデント、アンドリュー・リポウ氏は「原油在庫は引き続き減少したものの、ガソリンとディーゼルに対する需要が大幅に減少したことが価格を圧迫した」と述べた。

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