高インフレは一時的、過剰反応すべきでない=ミネアポリス連銀総裁
ロイター / 2021年11月15日 8時13分
米ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は11月14日、今後数カ月インフレ率は高水準で推移すると予想しているが、インフレ高進は一時的である可能性が高く、米連邦準備理事会(FRB)は過剰反応すべきではないとの見解を示した。2020年1月撮影(2021年 ロイター/ Ann Saphir)
[14日 ロイター] - 米ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は14日、今後数カ月インフレ率は高水準で推移すると予想しているが、インフレ高進は一時的である可能性が高く、米連邦準備理事会(FRB)は過剰反応すべきではないとの見解を示した。
カシュカリ氏はCBSの番組で「今後数カ月は恐らく、やや高いインフレ率が続くが、そのうち落ち着く」とし、「たとえ(高いインフレ率による)痛みが本物であったとしても、こうした一時的な要因に過剰反応しないようにする必要がある」と語った。
カシュカリ氏は9日、FRBがテーパリング(量的緩和の縮小)を完了すると予想される2022年半ばまでには経済見通しがより明確になるとの見方を示し、利上げの時期について引き続き「オープンマインド」でありたいと述べた。
先週発表された10月の米消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は、前年同月比6.2%上昇と、1990年11月以来31年ぶりの大幅な伸びを記録した。
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