エアバスCEO、幹部に奮起促す 不本意な1月納入実績で=関係筋
ロイター / 2023年2月14日 10時4分
欧州の航空機大手・エアバスが8日に開いた幹部のビデオ会議で、ギヨム・フォーリ最高経営責任者(CEO)が1月の不本意な納入実績について怒りをあらわにし、2023年通年で昨年断念した目標を割り込むわけにはいかないと警告した。写真はフランスのモントワール・ド・ブルターニュのエアバス施設で2020年撮影(2023年 ロイター/Stephane Mahe)
[パリ 13日 ロイター] - 欧州の航空機大手・エアバスが8日に開いた幹部のビデオ会議で、ギヨム・フォーリ最高経営責任者(CEO)が1月の不本意な納入実績について怒りをあらわにし、2023年通年で昨年断念した目標を割り込むわけにはいかないと警告した。業界筋の話で明らかになった。
1月の納入機数が33%減少したことについて、フォーリ氏は、また1つ「警鐘が鳴った」と述べたという。
会議の発言内容を知る関係筋は「このようなことが2度と起きるべきではない」とCEOが強調した、と述べた。また、普段は冷静なCEOが「激怒」したと別の関係筋が話した。
エアバスは22年半ばに年間の納入目標を720機から700機に引き下げ、11月に目標を撤回。サプライヤーは、再び納入延期が相次ぐ可能性を予想している。
このため、同社の16日の決算発表に注目が集まっている。
エアバスはこれまで、納入遅延についてエンジンなどの供給の遅れが原因としてきた。ただ、供給状況は足元で改善しており、社内の構造や業務管理体制などに焦点が当たるようになった。
関係者らは、現時点で今年の納入目標が昨年当初の720機を大きく上回らないだろうとしている。
ただ、フォーリ氏の発言は700機までは許容する可能性も示唆している。多くのアナリストは、22年実績の661機を上回る750機に近い目標になると予想している。
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