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中国不動産の碧桂園、株価最安値 社債取引停止を嫌気

ロイター / 2023年8月14日 15時34分

 8月14日、香港株式市場で中国の不動産開発大手、碧桂園が12%以上急落し、最安値の0.86香港ドルを付けた。写真は同社のロゴ。上海で9日撮影(2023年 ロイター/Aly Song)

[香港 14日 ロイター] - 14日の香港株式市場で中国の不動産開発大手、碧桂園が過去最安値を更新した。債務問題が悪化する中、オンショア社債の取引が停止されたことから、オフショア債にも圧力がかかっている。

中国最大の民間不動産開発会社の苦境が住宅購入者や金融機関に悪影響を及ぼしかねず、不動産セクターや経済全体の足元の回復見通しがさらに後退する可能性があるため、市場は神経質になっている。

不動産セクターは中国経済の支柱だが、2021年末ごろから販売が急減、流動性も悪化し、複数の開発会社がデフォルト(債務不履行)に陥っている。

碧桂園の株価は午前の取引で15%超下落し0.83香港ドルを付けた。ハンセン本土不動産指数は4.6%下落した。碧桂園株は今月に入って50%近く下落している。

オフショア債も下落。複数がドル当たり6セントに迫った。デュレーション・ファイナンスのデータによると、31年1月満期債は0228GMT(日本時間午前11時28分)現在、6.071セントで取引されている。

碧桂園は14日から11のオンショア社債の取引を停止。取引再開については後日決定するとしている。

先週には、6日が期日だったドル建て債2本の利払い(総額2250万ドル)を履行できなかったと表明。債務再編の準備を進めているとの観測が台頭している。

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