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米下院議長に試練、共和強硬派の態度硬化で政府閉鎖リスク高まる

ロイター / 2023年9月14日 11時4分

 9月13日、米下院共和党指導部は、党内保守強硬派の反対によって国防歳出法案の審議入りに関する投票の延期を余儀なくされた。写真はマッカーシー下院議長。12日にワシントンで撮影(2023年 ロイター/Elizabeth Frantz)

David Morgan

[ワシントン 13日 ロイター] - 米下院共和党指導部は13日、党内保守強硬派の反対によって国防歳出法案の審議入りに関する投票の延期を余儀なくされた。マッカーシー下院議長は党内の意見を集約して政府機関の閉鎖を回避する必要があり、難局に立たされている。

同氏は前日、バイデン大統領に対する正式な弾劾調査を開始するよう下院委員会に指示すると表明。党内強硬派から圧力が強まっていた。

保守強硬派の議員連合「フリーダム・コーカス(自由議連)」は2024会計年度の歳出を22年度の水準(1兆4700億ドル)に抑えるよう要求。バイデン氏とマッカーシー氏が5月に合意した額より1200億ドル少ない。強硬派はマッカーシー氏が要求に応じない限り歳出法案を支持しないと表明して態度を硬化させている。

下院は10月1日の新年度開始までに12本の歳出法案を可決し、民主党が多数派を占める上院と一本化してバイデン大統領に送付する必要がある。

共和は僅差で下院の過半数を握るため、マッカーシー氏は党の少数派にも配慮して造反を抑える必要がある。

強硬派はつなぎ予算でも国境警備などの項目を盛り込むよう求めている。

強硬派のマット・ゲーツ議員は12日の下院本会議で、マッカーシー氏が議長就任時の約束を守るか、解任されるかの二択だと訴えた。

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