英住宅価格指数、14年ぶり低水準 ローン金利上昇響く

　９月１４日、英王立公認不動産鑑定士協会（ＲＩＣＳ）が発表した調査によると、８月の住宅価格指数（「上昇」との回答から「下落」を引いた数値）はマイナス６８と前月のマイナス５５から悪化し、２００９年２月以降で最低を記録した。写真は英リバプールの家々。５月撮影（２０２３年　ロイター／Carl Recine）

[ロンドン １４日 ロイター] - 英王立公認不動産鑑定士協会（ＲＩＣＳ）が１４日発表した調査によると、８月の住宅価格指数（「上昇」との回答から「下落」を引いた数値）はマイナス６８と前月のマイナス５５から悪化し、２００９年２月以降で最低を記録した。

ロイター調査のエコノミスト予想（マイナス５６）も下回った。

住宅ローン金利上昇と経済の不透明感から需要が低迷した。

ＲＩＣＳのチーフエコノミスト、サイモン・ルービンソーン氏は、調査は住宅市場低迷を示唆しており、目先に回復の兆候は見られないと指摘。「住宅価格は下落が続いている。ただ、これまで緩やかに下落していることについては、新型コロナウイルス禍中に大幅上昇した背景を考慮する必要がある」と述べた。

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