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午後3時のドルは147円前半に反落、米CPI経てポジション解消

ロイター / 2023年9月14日 15時24分

 9月14日、午後3時のドル/円は、前日のニューヨーク市場終盤(147.45/147.48円)に比べてドル安/円高の147円前半で推移している。写真は米ドル紙幣。3月撮影(2023年 ロイター/Dado Ruvic)

Hiroko Hamada

[東京 14日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日のニューヨーク市場終盤(147.45/147.48円)に比べてドル安/円高の147円前半で推移している。前日に発表された8月の米消費者物価指数(CPI)を受けて来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)が利上げを見送るとの観測が高まり、ドルはやや軟化した。前日のドルが直近高値(147.87円)を上抜けられず、いったんポジションを解消する売りが出たとの指摘もあった。

ドルは仲値にかけて売りが優勢となり、一時147.03円まで下落した。ただ、147円を割れることはなく、下落局面では底堅さもみられた。午後に入ってからは、重要統計の公表を通過して取引材料が少なくなる中、狭い値幅で一進一退となった。

米CPIは食品・エネルギーを除くコア指数が約2年ぶりの小幅な伸びにとどまり、「米連邦準備理事会(FRB)が重視するコア指数の伸び鈍化で、9月のFOMCでの利上げ見送り予想が高まった」(外為どっとコム総研の上席研究員・神田卓也氏)という。

もっとも、米CPIではインフレの伸び鈍化が確認された一方、足元では原油高が目立っており、ドルがこのまま下落基調を続けるとの見方は少ない。神田氏は、147円後半では上値が重いものの146円近辺まで売りが加速する可能性は低いとし、「来週のFOMCにかけては147円を挟んだもみ合いが続くのではないか」と話した。

ユーロ/ドルは1.0746ドル付近で、前日のニューヨーク市場終盤から小幅高。ユーロ/円は158.12円付近と横ばい圏で推移している。欧州中央銀行(ECB)理事会の政策金利発表を今晩に控え、ユーロの動向に市場の関心が集まっている。

欧州金利先物市場が織り込む利上げ確率は6割となっており、「利上げ見送りとなった場合はユーロ安が進行するだろう」(国内金融機関・アナリスト)とみられている。ただ、仮に利上げが決定しても欧州では景気悪化懸念が根強く、ユーロ買いが持続するかは不透明だという。

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 147.11/147.12 1.0746/1.0749 158.12/158.13

午前9時現在 147.32/147.35 1.0731/1.0735 158.12/158.16

NY午後5時 147.45/147.48 1.0728/1.0732 158.21/158.24

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