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アームが米ナスダック新規上場、終値25%高 時価総額650億ドル

ロイター / 2023年9月15日 6時59分

ソフトバンクグループ(SBG)傘下の英半導体設計大手アームが14日、米ナスダック市場で新規株式公開(IPO)を行った。写真はニューヨークで撮影(2023年 ロイター/Brendan McDermid)

Manya Saini Niket Nishant Echo Wang

[14日 ロイター] - ソフトバンクグループ(SBG)傘下の英半導体設計大手アームが14日、米ナスダック市場に上場した。終値は新規株式公開(IPO)価格を約25%上回り、時価総額が650億ドルとなった。

終値は24.68%高の63.59ドル。初値は56.1ドルで、IPO価格の米国預託株式(ADS)1株当たり51ドルを10%上回った。

アームの上場はIPO市場復活の兆候として注視されている。オッペンハイマー・アンド・カンパニーのシニアアナリスト、オーウェン・ラウ氏は「アームの急騰は、来年にかけてのIPO市場に対する投資家の期待感を高めるだろう」と語った。

キャピタル・ドットコムのシニアマーケットアナリスト、カイル・ロッダ氏も「アームのIPOは、リスク選好度や、高金利下でもこうした高成長高リスク企業が関心を集めるかどうかの大きな試金石になるだろう」と述べた。

アームは13日、仮条件レンジ(47─51ドル)の上限でIPO価格を決定。SBGは48億7000万ドルを調達することになる。売り出し後のアーム株所有割合は90.6%となる。

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