米アドビ、9―11月利益見通し予想超え 生成ＡＩ関連需要が堅調

　米デザインソフト大手アドビが９月１４日発表した第４・四半期（９－１１月）１株利益見通しは４．１０―４．１５ドルで、アナリスト予想平均の４．０６ドルを上回った。２０２２年６月撮影のイメージ写真（２０２３年　ロイター/Dado Ruvic/Illustration）

[１４日 ロイター] - 米デザインソフト大手アドビが１４日発表した第４・四半期（９－１１月）１株利益見通しは４．１０―４．１５ドルで、アナリスト予想平均の４．０６ドルを上回った。売上高見通しは４９億８０００万－５０億３０００万ドル。アナリスト予想は５０億ドルだった。

第３・四半期の一時的要因を除く１株利益は４．０９ドルで、やはりＬＳＥＧのデータに基づくアナリスト予想の３．９８ドルを超えた。売上高もアナリスト予想の４８億７０００万ドルより高い４８億９０００万ドルだった。

生成人工知能（ＡＩ）に関連する写真・動画編集や文書作成ツールに対する堅調な需要が背景。同社は利用者からの魅力を高めるために、生成ＡＩと連動するソフトの品ぞろえ拡充に向けた投資を続けている。

アナリストの見立てでは、生成ＡＩとアドビの製品の統合が進むとともに、同社の売上高は来年とそれ以降伸びていくという。