豪CBA、7─9月期は利益横ばい 住宅ローン市場の競争激化
ロイター / 2023年11月14日 9時30分
Himanshi Akhand
[14日 ロイター] - 豪最大手コモンウェルス銀行(CBA)が14日発表した第1・四半期(9月末終了)決算は、税引き後純利益が25億5000万豪ドル(15億9000万ドル)と前年比横ばいだった。
昨年からの利上げにより金融機関の利ざやは拡大したが、住宅ローン市場の競争は返済コストの上昇で激化し、利ざやや与信の伸びに影響が出ている。
シティがまとめた利益予想は24億5000万豪ドルだった。
住宅ローン残高は第1・四半期に45億豪ドル減少した。
CBAは純金利マージンについて、主に預金における競争圧力と顧客の高利回り預金への切り替えにより低下したと説明した。
マット・コミン最高経営責任者(CEO)は、家計が逼迫する中で顧客は現実的な手段を取っており、それに伴い滞納がここ数カ月若干増えていると説明した。
CBAの競合となるナショナル・オーストラリア銀行、ウエストパック銀行、オーストラリア・アンド・ニュージーランド銀行(ANZ)はインフレの逆風下にもかかわらず、今月初めの決算で増益を記録している。
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