豪消費者信頼感、11月は2.6%低下 利上げが重し
ロイター / 2023年11月14日 10時11分
[シドニー 14日 ロイター] - ウエストパック銀行とメルボルン研究所が14日発表した11月のオーストラリア消費者信頼感指数は前月比2.6%低下し79.9となった。中央銀行の利上げが重しとなり、悲観的な回答が楽観派を依然として上回った。10月は2.9%上昇していた。
指数は中立を示す100の水準を昨年3月から下回っており、1990年代初めの景気後退期以降で最長となっている。
オーストラリア準備銀行(中銀)は7日、政策金利を25ベーシスポイント(bp)引き上げ、12年ぶり高水準となる4.35%とした。
調査ではその直後に信頼感が6%低下した。
ウエストパックのチーフエコノミスト、マシュー・ハッサン氏は「調査が行われた週には中銀の利上げ前に信頼感はわずかに上昇していた」と指摘。利上げが家計に新たな圧力を与え、生活費上昇と追加利上げの可能性への懸念が再燃したと語った。
住宅ローンを抱える消費者の信頼感は5.3%低下し、73.4とかなり悲観的な水準となった。
家計に対する信頼感は2.0%上昇したものの、今後1年の見通しは7.3%悪化。今後1年間の経済見通しは2.7%改善したが、5年後の見通しは6.4%悪化した。
大型家財道具の購入に適した時期かどうかを示す指数は1.4%低下。回答者のほぼ4割がクリスマスプレゼントへの支出を昨年より抑える予定だという。
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