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原油先物は上昇、OPECが強気の見方

ロイター / 2023年11月14日 12時7分

アジア時間の原油先物は上昇。石油輸出国機構(OPEC)が市場の基礎的条件はなお強固との見方を示したほか、ロシア産原油価格上限を巡る米国の取り締まりで供給逼迫懸念が浮上した。写真はテキサス州ラヴィング郡で2019年11月撮影(2023年 ロイター/ANGUS MORDANT)

[シンガポール 14日 ロイター] - アジア時間の原油先物は上昇。石油輸出国機構(OPEC)が市場の基礎的条件はなお強固との見方を示したほか、ロシア産原油価格上限を巡る米国の取り締まりで供給逼迫懸念が浮上した。

0113GMT(日本時間午前10時13分)時点で北海ブレント先物は0.33ドル(0.4%)高の1バレル=82.85ドル、米WTI先物も0.33ドル(0.4%)高の78.59ドル。

OPECは13日公表した月報で、最近の価格下落は投機的な動きが原因だと指摘した。また、今年の世界の石油需要見通しをやや引き上げた。

関係筋によると、米財務省は約30カ国の船舶管理会社に対し、ロシア産原油に設定した価格上限に違反した疑いがある約100隻の船舶に関する情報を求める通知を送った。

一方、イラクの石油パイプライン再開に向けた協議は相場の重しとなる可能性がある。

イラク石油相は北部クルディスタン地域(クルド人自治区)で石油生産を再開し、イラクとトルコを結ぶパイプライン経由の石油輸出を再開する方向でクルド人自治政府や外国企業と合意に達するとの見通しを示した。

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