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豪、防衛技術規制を強化 原潜開発に向け機密保持体制整備

ロイター / 2023年11月14日 12時43分

オーストラリア政府は14日、産業界や大学が防衛技術を外国人と共有することに関する規制を強化する新法を発表した。米英豪の安全保障の枠組み「AUKUS(オーカス)」の原子力潜水艦建造計画に向け、技術情報の管理保持体制を整備する。写真はマールズ国防相。イギリスのブレッチリー・パークで2日撮影(2023年 ロイター)

Kirsty Needham

[シドニー 14日 ロイター] - オーストラリア政府は14日、産業界や大学が防衛技術を外国人と共有することに関する規制を強化する新法を発表した。米英豪の安全保障の枠組み「AUKUS(オーカス)」の原子力潜水艦建造計画に向け、技術情報の管理保持体制を整備する。

AUKUSは、豪が英国と協力して次世代の原子力潜水艦を設計・建造することにしている。次世代原潜が就役するまでの間の措置として、米国は豪にバージニア級原潜を売却する計画だが、関連法案の議会可決が遅れている。原因の一つが、米国務省が豪の防衛機密保持能力を精査していることにある。

新法は、米国の防衛技術輸出規制を参考に策定された。3つの刑事犯罪を設定し、防衛技術情報の国内外の外国人との共有の規制を強化した。AUKUS間のライセンスフリーの共有は認める。

マールズ国防相は新法について、「AUKUSのパートナーとの継ぎ目のない産業基盤を構築するために不可欠」と説明した。

一方、オーストラリア科学アカデミーは14日、国内の大学は国際的な共同研究に依存し、研究者の3分の1は海外留学生だとして、科学分野での中国を含む他国との協力への影響に懸念を表明した。

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