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仏大統領、国内大手銀の他国売却容認、欧州の銀行セクター統合を強調

ロイター / 2024年5月14日 12時42分

 5月13日、フランスのマクロン大統領(写真)は、米ブルームバーグのテレビインタビューに応じ、欧州の銀行セクターは一段の統合が必要と述べた。写真はフランスのイッシー・レ・ムリノーでの代表撮影(2024 ロイター)

[パリ 13日 ロイター] - フランスのマクロン大統領は13日、米ブルームバーグのテレビインタビューに応じ、欧州の銀行セクターは一段の統合が必要と述べた。国内の大手銀行が欧州の競合金融機関に買収される場合も例外ではないとの見解を明らかにした。

大統領は以前から欧州の資本市場統合の推進を掲げており、銀行セクターが国や地域ごとに断片化されている現状が欧州経済の成長の足かせになっていると主張している。

インタビューで大統領は、仮にフランス銀行大手ソシエテ・ジェネラル(ソジェン)がスペイン銀行大手サンタンデールに買収される場合でも容認する意思があるかとの質問を受けた。これに対し大統領は「欧州人として企業の合併・買収(M&A)をすることは、欧州人としての統合が必要ということだ」と述べた。

ベルサイユ宮殿では同日、世界の最高経営責任者(CEO)を招いた対仏投資促進会議「『フランスを選ぶ』サミット」が開催され、大統領はこれに合わせる形で踏み込んで発言した。

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