昨年の北半球、過去2000年で最も暑い夏
ロイター / 2024年5月15日 8時45分
2023年の北半球の夏は、過去2000年という期間で見ても最も暑かったことが、14日に公表された研究論文で明らかにされた。写真はギリシャのエブロス県で2023年9月、山火事の消火活動を行うチェコの消防隊員(2024年 ロイター/Alexandros Avramidis)
Gloria Dickie
[ロンドン 14日 ロイター] - 2023年の北半球の夏は、過去2000年という期間で見ても最も暑かったことが、14日に公表された研究論文で明らかにされた。
既に複数の科学者が、23年6─8月の北半球の気温は記録が残されている1940年代以降で最も高かったと認定している。
ただ科学誌ネイチャーに掲載された論文によると、23年の暑さは、気象記録をもっとさかのぼって1800年代半ばまでたどるとともに、樹木の年輪分析を通じた気温データに基づいても、比類ないものだった。
23年の北緯30度から90度までの陸上の夏の気温は、産業革命前の平均と比べると摂氏2.07度上回った。また年輪データを踏まえれば、紀元直後から1890年までの推定平均気温より2.2度も高くなったという。
論文の共著者でヨハネス・グーテンベルク大学の気象科学者、ヤン・エスパー氏は「非常に長い歴史に目を向ければ、最近の地球温暖化がいかに劇的かが分かる」と述べた。
エスパー氏は、23年の強烈な暑さは、エルニーニョ現象によって増幅されて「より長くより深刻な熱波」をもたらし、干ばつを長期化させたと指摘した。
この記事に関連するニュース
-
来週は体温と同じ“連日37度”予想 なぜこんなに暑く? 気象予報士が解説 鹿児島市
MBC南日本放送 / 2024年7月26日 19時28分
-
【2024年夏はラニーニャ現象が発生】ラニーニャ現象×豪雨災害×水害被害額の関係は!?過去30年間のエルニーニョ・ラニーニャ現象と気象予報士が2024年夏の気象予測を公開
PR TIMES / 2024年7月25日 16時40分
-
世界の平均気温が史上最高、2日連続で記録更新=EU機関
ロイター / 2024年7月24日 18時51分
-
北日本で2023年夏が歴代1位の暑さとなった理由とは? - 気象庁などが調査
マイナビニュース / 2024年7月24日 11時53分
-
熱中症対策に「夜間のエアコン」はどうする? 正しい使い方&選び方をパナソニックが伝授
オールアバウト / 2024年7月4日 21時15分
ランキング
-
1高速鉄道TGVの破壊行為関与か、極左活動家の男を拘束 フランス当局、工具など所持
産経ニュース / 2024年7月29日 20時43分
-
2日台の絆「ますます深く」=地方議員サミットでメッセージ―頼総統
時事通信 / 2024年7月29日 22時13分
-
3ベネズエラで大規模デモ 大統領選抗議、衝突も
共同通信 / 2024年7月30日 8時31分
-
4フランス一部通信設備に破壊行為 ケーブル切断 26日との関連不明
ロイター / 2024年7月29日 20時22分
-
5列車がトラックと衝突し脱線 約140人ケガ ロシア・ボルゴグラード州
日テレNEWS NNN / 2024年7月29日 23時10分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)