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カナダ中銀、パンデミック局面での異例の金融政策を検証=副総裁

ロイター / 2024年6月14日 9時57分

 6月13日、カナダ銀行(中央銀行)のシャロン・コジッキ副総裁は、オタワで開かれた会合で、新型コロナウイルスのパンデミック局面で講じられた異例の金融政策措置についての検証を進めていると明らかにした。オタワで2017年撮影(2024年 ロイター/Chris Wattie)

[オタワ 13日 ロイター] - カナダ銀行(中央銀行)のシャロン・コジッキ副総裁は13日、オタワで開かれた会合で、新型コロナウイルスのパンデミック局面で講じられた異例の金融政策措置についての検証を進めていると明らかにした。将来の危機に備える取り組みの一環。

カナダ銀行はコロナ禍対応として国債買い入れなどの量的金融緩和に踏み切ったほか、金利がどの程度の期間にわたって低くとどまるかを示すために「異例のフォワードガイダンス」を導入した。

コジッキ氏は「一歩下がって経験から学ぶことが重要だ。それによって次の危機への対応を強化できる」と述べた。

同氏によると、検証は外部の専門家によって行われており、結果は来年序盤に公表される見通し。検証はカナダ銀行が説明責任と透明性を強化するのに役立つと話した。

カナダ銀行は先週、主要7カ国(G7)の中銀では先陣を切って政策金利を25ベーシスポイント(bp)引き下げて4.75%とした。

コジッキ氏は、インフレが鈍化し続ければ追加利下げが妥当になるとの中銀のメッセージを改めて伝えた。

同氏はまた、量的金融緩和を来年のある時点で終了することを目指していると改めて表明。「量的金融緩和に再び踏み切ることへのハードルは非常に高い」と語った。

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