ハリコフでロシア軍失速、ロ領内攻撃容認受け=米国防長官
ロイター / 2024年6月14日 10時12分
6月13日、オースティン米国防長官(写真)は、ウクライナが供与を受けた兵器でロシア領内を攻撃するのを一部の供与国が認めたことを受け、ハリコフ周辺でロシア軍の前進が失速しているとの見方を示した。写真は同日、ブリュッセルで撮影(2024年 ロイター/Johanna Geron)
[ブリュッセル 13日 ロイター] - オースティン米国防長官は13日、ウクライナが供与を受けた兵器でロシア領内を攻撃するのを一部の供与国が認めたことを受け、ハリコフ周辺でロシア軍の前進が失速しているとの見方を示した。
ブリュッセルで開いている北大西洋条約機構(NATO)国防相会合の合間に記者団に述べた。
「ロシア軍の前進が失速し、戦線が安定しつつある」とし、「数週間前にはロシア側が大きく前進するのではないかと懸念されていたが、今後そうはならないだろう」と語った。
バイデン米大統領は先月、ハリコフ周辺との国境地域に限り、ウクライナが米国から供与された兵器でロシア領内を攻撃することを容認した。
ハリコフ市長は今週、ウクライナ軍がロシア国内のミサイル発射基地を攻撃し、ハリコフに対する攻撃減少につながっているとロイターに語った。
オースティン氏はウクライナが供与された兵器や弾薬を有効に使っていると指摘。その上で「供与はさらに続く見通しで、ウクライナ軍は時間とともにより強くなる」と述べた。
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