中国など第三国の団体に制裁措置検討、対ロ制裁回避で=官房長官
ロイター / 2024年6月14日 10時41分
6月14日、林芳正官房長官(写真)は閣議後会見で、対ロシア制裁の迂回(うかい)に関与する第三国の団体に対する制裁パッケージを検討していることをイタリアで開幕した主要7カ国首脳会議(G7サミット)で伝えたと明らかにした。写真は昨年12月、都内で撮影(2024年 ロイター/Issei Kato)
Rie Ishiguro
[東京 14日 ロイター] - 林芳正官房長官は14日の閣議後会見で、対ロシア制裁の迂回(うかい)に関与する第三国の団体に対する制裁パッケージを検討していることをイタリアで開幕した主要7カ国首脳会議(G7サミット)で伝えたと明らかにした。
中国、インド、アラブ首長国連邦(UAE)、ウズベキスタン、カザフスタンの団体に対する措置を検討中だとした上で、特定の国ではなく個別の団体を対象としたものと説明。制裁パッケージの詳細については近く正式に発表すると述べた。
G7がロシアの凍結資産を活用した500億ドル規模の対ウクライナ融資の枠組みを年末まで立ち上げることで合意したことに関し、ロシアが反発しているとの問いには、ロシア側の対応に「予断を持って答えることは控える」とした上で、G7の措置は「全てロシアによるウクライナ侵略に起因している」と指摘した。
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