仏ルノー、電動スポーツカー「アルピーヌ」に照準 利幅拡大へ

　６月１３日、フランス自動車大手ルノーは、計画している高級電気自動車（ＥＶ）シリーズの第１弾となるスポーツカー「アルピーヌＡ２９０」を発表した。写真は同社のロゴ。ベルギーのブリュッセルで３月撮影（２０２４　ロイター／Yves Herman）

Gilles Guillaume

［パリ　１３日　ロイター］ - フランス自動車大手ルノーは１３日、計画している高級電気自動車（ＥＶ）シリーズの第１弾となるスポーツカー「アルピーヌＡ２９０」を発表した。中国メーカーとの競争に対応し、新シリーズでブランドの成長と国際的な展開を支えるという。

ルノーはより大きな利幅の確保に向け、プレミアムスポーツブランドのアルピーヌでＥＶ７車種の展開を計画している。

Ａ２９０の価格は３万８０００ユーロ（４万１０００ドル）と、ポルシェやフェラーリの価格を大幅に下回り、むしろフォルクスワーゲン（ＶＷ）傘下のアウディ、ＢＭＷ、メルセデス・ベンツ、テスラの高級ＥＶと競合する。

Ａ２９０は小型車「ルノー５（サンク）」をベースに、自動車レースＦ１に参戦するアルピーヌスポーツカーの特徴を取り入れている。