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ウクライナ民間企業、米ベンチャーとLNG購入契約を締結

ロイター / 2024年6月14日 11時14分

 6月13日、ウクライナ最大の民間エネルギー会社DTEKグループは、米ベンチャー・グローバルと液化天然ガス(LNG)購入契約を締結した。写真はLNGタンカーの模型。ボスニア・ヘルツェゴビナのゼニツァで2022年5月撮影(2024 ロイター/Dado Ruvic)

[13日 ロイター] - ウクライナ最大の民間エネルギー会社DTEKグループは13日、米ベンチャー・グローバルと液化天然ガス(LNG)購入契約を締結した。隣国ロシアとの紛争が続く中、供給不足の回避を図る。

契約によると、DTEKの貿易子会社D.トレーディングが今年後半から2026年末まで購入する。調達先は、ベンチャーがルイジアナ州で操業するプラークマインズLNG施設。

D.トレーディングはまた、ベンチャーが手掛ける3番目の生産施設カルカシュー・パス2から年間最大200万トンを20年間にわたり購入する。

ウクライナには現在、輸入LNGの再ガス化ターミナルがない。しかし、DTEKは、ウクライナと連結するパイプラインがある欧州域内で再ガス化できる契約を結んでいる。DTEKからのコメントは得られていない。

ウクライナはこれまで、ロシア国営天然ガス独占企業ガスプロムとの5年契約を更新しない意向を示していた。同契約は、ロシア産ガスをパイプラインで欧州に輸送する内容で、今年末に契約期限を迎える。ウクライナは代替供給の選択肢を模索している。

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