午前の日経平均は小幅続落、日銀結果待ちで方向感に欠く展開
ロイター / 2024年6月14日 11時59分
6月13日、午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比11円45銭安の3万8709円02銭と、小幅に続落した。写真は都内にある東京証券取引所で2020年10月撮影(2024 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
[東京 14日 ロイター] - 午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比11円45銭安の3万8709円02銭と、小幅に続落した。日銀の金融政策決定会合の結果発表を控えており、ポジション調整の売りが先行した。日経平均は方向感に欠く値動きとなり、プラス圏とマイナス圏を行き来する展開となった。東証株価指数(TOPIX)は小幅反発した。
日経平均は132円安の3万8587円57銭と、続落してスタート。メジャーSQ(特別清算指数)の算出などの需給要因も重なりプラス圏に浮上する場面もみられたが、再びマイナス圏に転落した。13日の米国株式市場はS&P総合500種とナスダック総合が4日連続で終値ベースで過去最高値を更新したものの、日本株への影響は限定的だった。日本株は国内金利の上昇を受けて、バリュー株の一角がしっかりだった。
日銀の金融政策決定会合では、政策金利の据え置きが想定されている一方、国債買い入れの減額についての議論がされるとみられている。市場では「会合結果よりも引け後の植田和男総裁の会見発言が注目されており、取引時間中は大きな動きはみられないのではないか」(国内証券ストラテジスト)との声があった。
大和証券の林健太郎シニアストラテジストは前場の東京株式市場について「幅広い業種で小刻みに買いが入っている」と話す。日銀会合では国債買い入れの減額への方針は示されても、明確な金額は提示されない可能性もあるといい「非常に動きづらく、市場は通過待ちとなっている」(林氏)という。
TOPIXは0.26%高の2739.00ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は3兆0917億2800万円だった。東証33業種では、海運、電気・ガス、卸売、建設、パルプ・紙など29業種が値上がり、医薬品や輸送用機器など4業種は値下がりした。
主力株では、ファーストリテイリング、KDDI、第一三共が軟調な一方、ソフトバンクグループ、TDK、ディスコはしっかり。三菱重工業、川崎汽船は4%超高となった。
そのほか個別では、キリンホールディングスによる買収が報じられたファンケルはストップ高買い気配。市場予想を上回る好決算を発表したダブル・スコープは16%超高で東証プライム市場の値上がり率トップだった。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1345銘柄(81%)、値下がりは271銘柄(16%)、変わらずは29銘柄(1%)だった。
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1スーパーで無料提供されている「割りばし」を大量に持って帰るのはあり?無料とはいえマナー違反になる…?
ファイナンシャルフィールド / 2024年6月26日 2時10分
-
2売上2兆円、ドン・キホーテ創業者が「日本経済を決定的にダメにした」と断言する“A級戦犯”とは?
文春オンライン / 2024年6月26日 6時0分
-
3談合問題で揺れる…中部電力の株主総会で勝野会長らが株主に謝罪 コンプラ遵守など再発防止に取り組むと説明
東海テレビ / 2024年6月26日 17時45分
-
4日経平均は3日続伸、半導体関連が押し上げ 約2か月半ぶり高値
ロイター / 2024年6月26日 15時43分
-
5新NISAで人気の「NTT株」が5月から急落した深層 個人株主は急増も、海外投資家と思惑のズレ?
東洋経済オンライン / 2024年6月26日 8時10分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)