サムスン電子の労組、15日から4日間のスト実施 賃上げ要求で

　８月１３日、韓国サムスン電子の労働組合「全国サムスン電子労組（ＮＳＥＵ）」は、賃金と賞与の引き上げを求め、１５日から４日間のストライキを実施すると発表した。ソウルで６月７日撮影（２０２４年　ロイター/Kim Hong-Ji）

[ソウル １３日 ロイター] - 韓国サムスン電子の労働組合「全国サムスン電子労組（ＮＳＥＵ）」は１３日、賃金と賞与の引き上げを求め、１５日から４日間のストライキを実施すると発表した。

７月に行った経営陣との協議は決裂していた。サムスンの労組幹部はライブ配信で「今回のストライキは同社に損害を与えることを戦略的に狙ったものだ」とし、多くの労働者が１５日の祝日で不在となるため、ストライキ中に生産ラインを支えるバックアップの事務員が不足すると予想していると指摘した。

ＮＳＥＵには、サムスン電子の韓国従業員の約３割に相当する３万６５００人が加入している。

サムスンは声明で「生産に支障がないよう努め、無労働無給の原則を順守するとともに、労働組合との協議再開に向けた努力を継続していく」と述べた。