台湾鴻海、第2四半期は6%増益で予想上回る AIブーム追い風
ロイター / 2024年8月14日 19時1分
8月14日、電子機器の受託生産世界最大手、台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業が発表した第2・四半期決算は、純利益が6%増の350億5000万台湾ドル(10億9000万ドル)となった。写真は同社のロゴ。2020年11月、台北で撮影(2024年 ロイター/Ann Wang)
[台北 14日 ロイター] - 電子機器の受託生産世界最大手、台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業が14日発表した第2・四半期決算は、純利益が6%増の350億5000万台湾ドル(10億9000万ドル)となった。人工知能(AI)ブームの中、AIサーバーの需要が好調だった。
アナリストの平均予想342億9000万台湾ドルを上回った。増益は4四半期連続。
通年の売上高が大幅に増加するとの従来予想を維持。AIサーバーの旺盛な需要が第4・四半期も成長を押し上げるとの見通しを示した。
米エヌビディアのGB200チップの開発スケジュールは予定通りと説明。製品納入は第4・四半期に少量から開始され、2025年初めには増加するとした。バイスプレジデント兼広報担当のジェームズ・ウー氏は「スケジュールに変更がなければ、AIサーバー部門全体の業績は当初の見積もりよりも良くなる可能性がある」と指摘した。
AIサーバーで世界シェアの40%以上を占める主導的地位にあり、その能力と技術は競合他社が容易に切り崩すことはないとした。
第2・四半期はAIサーバーがサーバー部門の40%以上を占めた。台湾ドル換算で「AIサーバーは間もなく当社の次の兆ドル規模の収益製品になるはずだ」と予測した。
鴻海は、iPhone製造での成功を電気自動車(EV)事業でも再現したいと考えている。電話会見で、日本の伝統的な自動車メーカー2社との交渉が今年中にまとまると述べた。企業名は挙げなかった。
第3・四半期については、スマートフォンを含むスマート・コンシューマー・エレクトロニクス製品の売上高は横ばいになりそうだが、全体の売上高は前年同期から大幅に伸びると予想した。
KGIセキュリティーズ(台北)は決算発表に先立つリポートで、鴻海の今年の売上高予測を上方修正した。アップルの新型iPhoneやAIサーバーの旺盛な需要が見込まれることから、下期の見通しが予想を上回る可能性が高いとしている。
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