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ハマス、15日の停戦協議に参加せず イスラエルは代表団派遣

ロイター / 2024年8月15日 4時17分

イスラム組織ハマスは14日、カタールで15日に予定されている新たなガザ停戦協議には参加しないと明らかにした。イスラエルの攻撃を受けたガザ中心部で14日撮影。(2024年 ロイター/Ramadan Abed)

Nidal al-Mughrabi

[カイロ/ワシントン 14日 ロイター] - イスラム組織ハマスは14日、カタールで15日に予定されている新たなガザ停戦協議には参加しないと明らかにした。ただ、協議後に調停団がイスラム組織ハマスと交渉するという。イスラエル政府は協議に代表団を派遣する。

ハマス幹部はロイターに対し、新たな停戦協議よりも、すでに受け入れた提案への実行可能な計画を求めた。

米国は15日の間接協議は可能、かつ停戦合意もまだ可能だとしながらも、より大規模な戦争を回避するには早急に進展が必要との見解を表明した。ただ報道によると、ブリンケン国務長官は14日から予定されていた中東歴訪を延期した。

米ホワイトハウスのジャンピエール報道官によると、ドーハでの協議に米中央情報局(CIA)のバーンズ長官と、ホワイトハウスの中東アフリカ担当調整官を務めるブレット・マガーク氏が参加する。

イランの高官は13日、イランの対イスラエル報復攻撃を阻止できるのは、今週予定されるガザ停戦協議での合意のみだと述べた。    

ハマスの幹部サミ・アブ・ズフリ氏はロイターに対し、「新たな交渉に臨むことで、占領軍は新たな条件を課し、交渉の迷路を利用してさらなる虐殺を行うことが可能になる」との見解を示した。

しかし、ハマスが会談に参加していないからといって、進展の可能性がなくなるわけではない。ハマスの交渉担当者であるハリル・アル・ハイヤ氏はドーハを拠点としており、ハマスはエジプトやカタールと交渉の窓口を開いている。

事情に詳しい関係筋によると、ハマスはイスラエルからの「真剣な回答」を仲介者に求めている。もしそれが実現すれば、ハマスは15日の会合後に仲介者と協議することになるという。

一方、ガザでの戦闘は続いている。イスラエルは、13日のハマスによるテルアビブへのロケット攻撃を受け、ガザ中心部、ハンユニス、南部のラファ西部など軍事目標40カ所をこの24時間で砲撃した。

ハマスとイスラム聖戦の武装グループは、複数の地域でイスラエル軍を攻撃したとしている。パレスチナの保健当局は、イスラエル軍の攻撃により、14日に少なくとも27人が死亡したと述べた。

ハマスによると、ヨルダン川西岸ではイスラエル軍との激しい戦闘が継続。イスラエルは多くの武装勢力を殺害したとしている。

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