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仏格付け見通し「ネガティブ」に引き下げ、財政悪化で=フィッチ

ロイター / 2024年10月14日 12時59分

 格付け会社フィッチは11日、財政政策や政治に関するリスクの高まりを理由にフランスの格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に引き下げた。写真はパリで2011年7月撮影(2024年 ロイター/Charles Platiau)

[パリ 11日 ロイター] - 格付け会社フィッチは11日、財政政策や政治に関するリスクの高まりを理由にフランスの格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に引き下げた。

「今年予想される財政悪化で、フランスの財政状況はさらに悪化し、財政赤字が拡大して2028年までに政府債務は国内総生産(GDP)比118.5%に向けて急増する見通しだ」と指摘した。

格付けは「AAマイナス」に据え置いた。

フランスは今年、税収が予想を下回る一方、歳出が予想を上回り財政が急激に悪化しており、格下げリスクにさらされている。

政府は10日、歳出削減と富裕層や大企業への増税による600億ユーロ(655億ドル)の収支改善策を盛り込んだ2025年度予算案を発表した。

フィッチは、政治的分裂が激しく少数派政権であることがフランスの財政健全化を複雑にしていると指摘した。

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