ロシアに屈せず、強力なウクライナ支援続ける=NATO事務総長
ロイター / 2024年10月15日 7時52分
10月14日、 北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長(写真)は、加盟諸国のウクライナ支援に関する調整を担う新組織の本部が置かれたドイツ・ウィースバーデンの米軍基地を訪問し、NATOはロシアの脅威に屈せず、ウクライナを強固に支え続ける姿勢を改めて示した。ロンドンで10日撮影(2024年 ロイター/Hollie Adams)
Sabine Siebold
[ウィースバーデン(ドイツ) 14日 ロイター] - 北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長は14日、加盟諸国のウクライナ支援に関する調整を担う新組織の本部が置かれたドイツ・ウィースバーデンの米軍基地を訪問し、NATOはロシアの脅威に屈せず、ウクライナを強固に支え続ける姿勢を改めて示した。
新たに立ち上げられたウクライナ安全保障支援・訓練組織(NSATU)は、これまでの米軍主導の枠組みに代わってNATO加盟国およびパートナー国の支援体制を調整する。米大統領選で、NATOに批判的な共和党候補のトランプ前大統領が当選したとしても、ウクライナ向けの支援が滞るのを防ぐ狙いがある。
ルッテ氏はロイターとドイツの公共ラジオによる共同インタビューで「(ロシアのプーチン大統領への)メッセージは、彼の思い通りにならず、ウクライナが勝利する道筋を確実にするために必要な措置をわれわれは引き続き講じていくということだ」と語った。
このウィースバーデンの基地は、米国が2026年からドイツに配備する予定の長距離ミサイルを運用する部隊の拠点にもなる。
ルッテ氏はこの計画を歓迎し、ロシアの脅威を抑止する上で必要だと強調。ロシア側が挑発行為だと非難していることについても「われわれは攻撃ではなく防衛の同盟だ。NATO域外の他国の領土獲得には全く関心がない」と一蹴した。
一方で「世界史上最強で民主的なこの同盟により、われわれはいかなる脅威にも立ち向かう用意がある。敵対勢力による脅しに決してひるまない」と述べた。
この記事に関連するニュース
-
NATOプレゼンス強化へ、バルト海ケーブル損傷 エストニアは海軍派遣
ロイター / 2024年12月27日 23時3分
-
ゼレンスキー氏が語った戦争の終わり方、そして日本への感謝 千日超えたウクライナ侵攻、その行方は(後編)
47NEWS / 2024年12月24日 9時30分
-
ゼレンスキー氏の独首相批判は不当、NATO事務総長が見解
ロイター / 2024年12月23日 16時19分
-
NATO移管のウクライナ支援調整組織が始動=事務総長
ロイター / 2024年12月19日 2時52分
-
ゼレンスキー氏、外交的終戦を主張 NATO加盟までの安全保障にも言及
ロイター / 2024年12月10日 2時47分
ランキング
-
1大統領の身柄拘束図る=韓国捜査本部、内乱容疑で公邸入り―警護員や兵士ら阻む
時事通信 / 2025年1月3日 12時58分
-
2帰らぬ家族を探しさまよう忠犬「プリン」を保護 韓国機事故で飼い主一家9人が犠牲に
産経ニュース / 2025年1月2日 17時46分
-
3迫る拘束令状執行、韓国大統領公邸前で反対デモ 道路に横たわる支持者ら数十人を強制排除
産経ニュース / 2025年1月2日 21時2分
-
4韓国大統領の逮捕状執行を中止…にらみ合い5時間半で公捜庁「不可能と判断」
読売新聞 / 2025年1月3日 14時7分
-
5小型飛行機が墜落し炎上 2人死亡 米・カリフォルニア州
日テレNEWS NNN / 2025年1月3日 12時24分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください