ガザ停戦合意間近か、ドーハで仲介国が14日に協議再開
ロイター / 2025年1月14日 17時46分
1月14日、パレスチナ自治区ガザの停戦案で合意をまとめるため、仲介国の協議がカタールの首都ドーハで再開される。写真は廃墟と化したガザ北部の建物。13日撮影(2025年 ロイター/Amir Cohen)
Andrew Mills Nidal al-Mughrabi
[ドーハ/カイロ 14日 ロイター] - パレスチナ自治区ガザの停戦案で合意をまとめるため、仲介国の協議が14日、カタールの首都ドーハで再開される。パレスチナ側の関係者はロイターに「全てうまくいけば」14日に合意がまとまるとの見通しを示した。
バイデン米大統領はガザでの人質解放と停戦を実現する交渉が結実間近だと述べている。
関係筋によると仲介国は13日、合意の最終草案をイスラエルとイスラム組織ハマスに提示した。米国の現政権と次期政権の双方の特使が参加したこの日の協議で「突破口」が開かれたという。
イスラエル当局者は合意案について、第1段階では子どもや兵士を含む女性、50歳以上の男性、負傷者や病人など33人の人質が解放されると記者団に説明した。
停戦発効から16日後には第2段階の交渉が開始され、その間に残りの人質が解放され、死亡した人質の遺体が返還されることになる。
イスラエル軍はガザ地区から段階的に撤退するが、一部は境界にとどまり付近の町や村を防衛する。ガザ地区南部とエジプトとの境界沿いの緩衝地帯「フィラデルフィ回廊」については、イスラエル軍は合意から数日以内に一部から撤退する。
非武装のガザ北部の住民は、武器が持ち込まれない仕組みを整えた上で、帰還が許可される。イスラエル軍はガザ地区中部の「ネツァリム回廊」から撤退する。
イスラエル当局者は、殺人で有罪判決を受けたパレスチナの武装勢力も釈放されるだろうが、人数は生存している人質の数次第だと述べた。また、2023年10月7日のハマスによるイスラエル攻撃に参加した戦闘員は含まれないとの見方を示した。
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