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物価は2%台を維持、日銀の金利操作は正常=十倉経団連会長

ロイター / 2025年1月14日 17時40分

 1月14日、経団連の十倉雅和会長(写真)は会見で、物価は2%台を維持しており「中立金利まで行くために金利操作をするのは適当」、「金利操作を行っているのは正常」との認識を示した。写真は2021年5月、都内で撮影(2025年 ロイター/Issei Kato)

Tetsushi Kajimoto

[東京 14日 ロイター] - 経団連の十倉雅和会長(住友化学会長)は14日の会見で、日本の物価は2%台を維持しており、日銀が「物価抑制のために金利操作を行うのは正常なことだ」との認識を示した。

十倉会長は、従来から日銀は金融政策正常化へ舵を切るべきとしていた。この日の会見では「物価も2%台の上昇をキープしており、中立金利まで行かないまでも、物価の抑制のために金利を操作というか、金利政策を考えるのは正常だと思う」と述べた。日本経済はデフレから脱却する分水嶺にきているとの考えを改めて示し、日銀は「慎重な姿勢で金融政策を運営している」と指摘した。

中立金利の具体的水準には言及しなかったが、経団連のアンケートでは「だいたい1.0%」とみられていたと説明した。経団連が昨年12月に実施した「金利のある世界」に関する会員企業へのアンケート調査結果によると、多くの企業は今後3─5年程度の望ましい短期金利の水準は1.0%程度としている。

経団連は同日、十倉会長の後任に筒井義信副会長(日本生命会長)が内定したと発表した。5月7日の理事会を経て、同29日の定時総会の選任をもって就任する予定。これまで会長職は製造業からの起用が続いており、金融業界からは初となる。

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