中国人民銀幹部、利回り低下する国債のリスクに警告
ロイター / 2025年1月14日 19時21分
中国人民銀行(中央銀行)金融政策局の鄒瀾局長は14日、国債への投資はリスクがないわけではないと述べ、潜在的な市場バブルとそれに起因する混乱に警告を発した。2022年4月撮影(2025年 ロイター/Florence Lo)
[北京/上海 14日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)金融政策局の鄒瀾局長は14日、国債への投資はリスクがないわけではないと述べ、潜在的な市場バブルとそれに起因する混乱に警告を発した。
中国国債利回りは急速に低下しており、軟調な人民元相場を安定させようとする当局の取り組みを複雑にしている。
記者会見を行った鄒氏は「長期の国債利回りが経済のファンダメンタルズ(基礎的条件)を正確に反映できない場合、あるいは需給に大きな変化がある場合、一部の金融機関が金融レバレッジを効かせているため、償還によってスパイラル効果が形成され、短期的に大きな損失が発生する可能性がある」と述べた。
人民銀は「需給緊張と市場変動の悪化」を避けるため、マクロプルーデンス管理を強化し、リスク警告を発し、国債購入を停止し、他の流動性手段に切り替えているという。
ただ、同氏の発言は市場にほとんど影響を与えなかった。10年債利回りは3.25ベーシスポイント(bp)、30年債利回りは4bp、それぞれ一時低下した。
また、人民銀の宣昌能・副総裁は同じ会見で、人民元を合理的でバランスの取れた水準で安定させるための措置を取り続けると強調した。
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