トランプ氏の和平構想検討の用意、ウの安全保障協議も=ロ外相
ロイター / 2025年1月14日 20時26分
ロシアのラブロフ外相は14日、来週就任するトランプ次期米大統領のウクライナに関する和平構想を検討する用意があると述べた。モスクワで14日撮影(2025年 ロイター/Evgenia Novozhenina)
[モスクワ 14日 ロイター] - ロシアのラブロフ外相は14日の会見で、来週就任するトランプ次期米大統領のウクライナに関する和平構想を検討する用意があると述べた。また停戦に向けた交渉の一環として、ウクライナに対する安全保障の保証について協議する用意があると述べた。
ラブロフ氏は、トランプ氏がかつて大統領に就任すれば24時間以内にウクライナ戦争を終結させることができるとの発言は就任前のものだと指摘しつつ、ロシアはトランプ氏のチームが「現地の現実」を語り始めていることを歓迎すると表明。トランプ氏とマイク・ウォルツ次期米大統領補佐官(国家安全保障担当)のコメントにはこのことが反映されているとした。
ウォルツ氏は12日にABCに対し、戦争は外交的手段で何とか終わらせなければならないのは明らかだと指摘。その上で「クリミアを含め、ウクライナ領土の隅々から全てのロシア人を追い出すというのは現実的ではないと思う。トランプ大統領はその現実を認めている」と述べていた。
ロシア大統領府は13日、ロシア、ウクライナ両国に対する安全保障の問題は、交戦国間の和解に不可欠な要素となると述べた。
ラブロフ氏は会見で「現在ウクライナと呼ばれる国の安全保障について議論する用意がある」と述べた。
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