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豪ウェストパック銀、5.78億ドル引き当てへ マネロン問題の制裁金

ロイター / 2020年4月14日 15時47分

[シドニー 14日 ロイター] - 豪銀大手ウェストパック銀行 は14日、マネーロンダリング(資金洗浄)防止法違反などで9億豪ドル(5億7800万米ドル)の制裁金を予想していることを明らかにした。来月発表する予定の中間決算に計上する一時費用の見通しについて説明する中で言及した。

オーストラリア金融取引報告・分析センター(AUSTRAC)は昨年11月、マネーロンダリング防止法に関連して2300万件の違反があったとして、ウェストパック銀に対する民事制裁金の支払い命令を求めて連邦裁判所に提訴したと発表した。違反があったとされる取引には、児童搾取グループの間の資金のやり取りが含まれていたという。

これを受けて当時のブライアン・ハーツァー最高経営責任者(CEO)が引責辞任。リンゼイ・マクスステッド会長も退任時期を2020年上半期に前倒しする意向を示した。

その後も裁判は続き、投資家らは一連の不祥事のコストがどのぐらいの規模になるのか、確信できずにいた。

ウェストパック銀行は、5月4日に発表する中間決算(2019年10月─2020年3月)で、AUSTRACによる提訴に関連して9億豪ドルを引き当てるとする一方、実際の制裁金はこの額をかなり上回る可能性も、下回る可能性もあるとの見方を示した。

アナリストらの間では、制裁金は10億豪ドル前後になると予想されている。

制裁金のための引当金に加え、ウェストパック銀行の金融犯罪対策プログラムの改善、銀行業界の金融犯罪監視の取り組みの支援、児童労働搾取の撲滅を目指す団体の支援のために合計1億3000万豪ドルの一時費用を計上する見通しも明らかにした。

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