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新型コロナ危機で投資ファンドの脆弱性露呈、FSBが警告

ロイター / 2020年4月14日 18時50分

4月14日、各国の金融当局で構成する金融安定理事会(FSB)は、新型コロナウイルス危機によって投資ファンドなどのノンバンクの脆弱性が露呈しており、経済を回復させるためにも是正策を講じる必要があると表明した。 写真は2019年11月、北京で記者会見するクオールズ議長(2020年 ロイター/Florence Lo)

[ロンドン 14日 ロイター] - 各国の金融当局で構成する金融安定理事会(FSB)は14日、新型コロナウイルス危機によって投資ファンドなどのノンバンクの脆弱性が露呈しており、経済を回復させるためにも是正策を講じる必要があると表明した。新型コロナ不安による乱高下はとりあえず収まっているものの、市場はなお高度の緊張下にあり、一部で流動性の枯渇がみられると指摘した。

クオールズ議長は、20カ国・地域(G20)の財務相・中央銀行総裁宛ての書簡で、新型コロナのパンデミック(世界的大流行)がクレジット市場や投資ファンドに及ぼした影響は、それらの潜在的な脆弱性を鮮明にし、リスクや結果としての政策の内在的影響を理解する必要性が明らかになったと指摘。

「金融の安定をリスクにさらさずに、金融システムのこのダイナミックな部分の恩恵を確実に得られるようにすることが、これまで以上に重要だ」と述べた。

投資ファンドやクレジット市場の規制のあり方については、これまで市場監督当局と中央銀行の意見が相違していた。FSBは、その調整を図る作業グループを創設した、としている。

新型コロナで経済活動が大幅に制限され、各国当局は打撃の緩和に銀行資本規制や不良債権の減損処理基準の緩和に動いているが、クオールズ議長は、FSBとして、G20各国に対し、国際ルールにおける既存の柔軟性を活用するとともに、基準への包括的な支持は維持するよう求める方針だと述べた。

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