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原油先物は2%安、米の新型コロナ感染拡大で需要回復に懸念

ロイター / 2020年7月14日 12時15分

 7月14日、アジア時間の原油先物は約2%下落。米カリフォルニア州が新型コロナウイルスの感染拡大抑制に向けてバーなどの営業を再び制限すると発表したことを受け、燃料需要の回復を巡る懸念が強まった。写真はテキサスで昨年11月撮影(2020年 ロイター/Angus Mordant)

[メルボルン 14日 ロイター] - アジア時間の原油先物は約2%下落。米カリフォルニア州が新型コロナウイルスの感染拡大抑制に向けてバーなどの営業を再び制限すると発表したことを受け、燃料需要の回復を巡る懸念が強まった。

0138GMT(日本時間午前10時38分)時点で、米WTI原油先物 は0.84ドル(2.1%)安の1バレル=39.26ドル。北海ブレント先物 は0.77ドル(1.8%)安の41.95ドル。

カリフォルニア州のニューソム知事は13日、新型コロナ感染者や入院患者の急増を受け、州全域でバーの営業や、レストラン、映画館、動物園、美術館などの屋内営業を禁止すると発表した。

アクシコープの市場ストラテジスト、スティーブン・イネス氏はリポートでカリフォルニア州の措置に言及し、「新型コロナに関連した不透明感を背景に原油需要を巡る懸念がいっそう強まり、7月は予想以上に厳しい月になる可能性がある」と指摘した。

市場では、石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」の合同閣僚監視委員会(JMMC)が14─15日に開く会合に注目が集まっている。

既存の合意では、OPECプラスは現行日量970万バレルの減産規模を8月から12月まで同770万バレルに縮小する見通しとなっている。

シティのアナリストは、需要を巡る不透明感に加え、リビアの生産拡大の可能性や北米生産量の回復、中国による購入拡大一服を考慮すると、8月から日量200万バレルの増産が行われれば相場の重しになる可能性があると指摘した。

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