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台湾野党が再び議会を占拠、監察院長の指名承認公聴会を妨害

ロイター / 2020年7月14日 15時52分

 7月14日、台湾最大野党の国民党議員が、政府の監視機関のトップに指名された蔡英文総統の側近の指名承認公聴会を阻止するため、の立法院の議場を占拠した。写真は7月14日、台北で撮影(2020年 ロイターL/Ben Blanchard)

[台北 14日 ロイター] - 台湾の立法院(議会)で14日、最大野党の国民党議員が、政府の監視機関のトップに指名された蔡英文総統の側近の指名承認公聴会を阻止するために議場を占拠した。

国民党議員は先月も、政府の「独裁」に抗議するため議場にバリケードを築いて占拠したが、与党・民主進歩党(民進党)の議員が強行突破し、議員同士がもみ合いになった。

国民党は蔡総統が側近の陳菊氏を監察院長に指名したことに反発、「政治的縁故主義」だと批判してきた。

国民党の議員らは、陳氏が公聴会で使う予定だった証言台をひっくり返し、「縁故主義にノー、指名撤回を」と書かれたバナーを披露した。

民進党は立法院で圧倒的過半数を握っており、当時の国民党独裁政権が民主化運動を弾圧した1979年の「美麗島事件」で投獄された陳氏を、現在の国民党が標的にしていることに怒りをあらわにしている。

1月の総統選では蔡氏が国民党の候補に圧勝し、再選された。

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