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EU、渡航容認リストからセルビアなど2カ国を除外

ロイター / 2020年7月15日 2時10分

欧州連合(EU)は、域内への必要不可欠ではない渡航を容認する「安全リスト」からセルビアとモンテネグロを除外することを決定した。ブリュッセルで昨年4月撮影(2020年 ロイター/Yves Herman)

[ブリュッセル 14日 ロイター] - 欧州連合(EU)は、域内への必要不可欠ではない渡航を容認する「安全リスト」からセルビアとモンテネグロを除外することを決定した。EU当局者が明らかにした。新型コロナウイルス感染者が急増している米国のリスト入りは議論されなかったという。

当局者によると、議長国のドイツが新型コロナ感染拡大を理由にセルビアおよびモンテネグロのリスト除外を提案し、EU外交官らが14日に承認した。

更新後のリストは数時間または数日内に公表される見込み。リストは勧告にすぎず、EU加盟27カ国全てが適用しているわけではない。

新型コロナ感染者の増加を理由に、アルジェリアやモロッコのリスト除外も検討されたが、感染者数が比較的低水準にとどまっているとして大半の加盟国が反対した。

セルビアとモンテネグロの除外により、安全リストに入っているのは、アルジェリア、オーストラリア、カナダ、中国、グルジア、日本、モロッコ、ニュージーランド、ルワンダ、韓国、タイ、チュニジア、ウルグアイの13カ国。リストは定期的に更新される。

中国はリスト入りしているが、中国当局がEUからの渡航を受け入れる場合に限り、中国からの渡航を容認するという。

当局者によると、ルクセンブルクとキプロスがアラブ首長国連邦(UAE)のリスト入りを支持したが、他の加盟国が反対した。

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