EU、中国製アルミ圧延品の反ダンピング調査開始
ロイター / 2020年8月14日 17時45分
[ブッリュセル 14日 ロイター] - 欧州連合(EU)の欧州委員会は14日、欧州の生産者団体からの訴えに基づき、中国のアルミニウム圧延品に対する反ダンピング(不当廉売)調査を開始した。
欧州委員会は今年2月にも、中国製のアルミ押出形材の反ダンピング調査を開始している。
欧州の生産者団体である「欧州アルミニウム」は今年6月、中国製のアルミ圧延品の輸入が絶対量・市場シェアの双方で増えていると欧州委員会に訴えていた。
欧州委は「今回の調査では(中国製の)製品がダンピングされているかどうか、ダンピングされた輸入品がEUの産業に被害を与えているかを判断する」と表明した。
調査対象期間は2019年7月1日ー2020年6月30日。EUの産業が被害を受けているかどうかは、2017年1月1日以降の動向について調査する。
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