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7月米小売売上高1.2%増、前月から大幅鈍化 予想下回る

ロイター / 2020年8月14日 23時38分

 14日、米商務省が発表した7月の小売売上高は、前月比1.2%増と6月から大きく減速し、市場予想の1.9%増も下回った。写真はイリノイ州で2019年11月撮影(2020年 ロイター/Joshua Lott)

[ワシントン 14日 ロイター] - 米商務省が14日発表した7月の小売売上高は、前月比1.2%増と6月から大きく減速し、市場予想の1.9%増も下回った。国内で新型コロナウイルスの感染拡大が続き、週600ドルの失業給付上乗せ措置が7月末に失効する中、小売売上高の伸びは今後さらに鈍化する可能性がある。

6月は新型コロナ流行で停止状態にあった経済活動の再開に伴い、8.4%増(上方修正)の大幅な伸びを記録していた。

内訳では自動車が1.2%減と、前月の6.1%増からマイナスに転じた。趣味や書籍、建設資材なども減少した。

一方、電化製品は22.9%増。コロナ流行を受けた在宅勤務の拡大に伴う需要増を反映した。

レストランなどの外食も5%増。しかし、前月の26.7%増からは大幅に鈍化した。

オンライン通販などの無店舗小売は0.7%増、衣料品は5.7%増、家具は横ばいだった。

自動車・ガソリン・建設資材・食品サービスを除くコア小売売上高は1.4%増と、前月の6%増から鈍化した。コア売上高は国内総生産(GDP)の個人消費の構成要素と密接に連動する。

第2・四半期の米GDP速報値は年率換算で前期比32.9%減と、統計開始以来の落ち込みを記録。消費支出が年率34.6%減となり、全体を圧迫した。小売売上高が減速傾向にあるものの、消費支出は第3・四半期に持ち直すとの見通しに変更はない。

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