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中南米・カリブの財政収支、25年はコロナ前水準に=OECD

ロイター / 2024年3月14日 10時24分

経済協力開発機構(OECD)は13日、中南米・カリブ諸国の平均的な構造的財政収支(景気循環による影響を除いた収支)の対域内総生産(GDP)比が2025年までに新型コロナウイルスのパンデミック前の状態に戻るとの見通しを示した。写真は、OECDのロゴ。2021年10月6日にパリで撮影。(2024年 ロイター/ Ian Langsdon/Pool via REUTERS)

Natalia Siniawski

[13日 ロイター] - 経済協力開発機構(OECD)は13日、中南米・カリブ諸国の平均的な構造的財政収支(景気循環による影響を除いた収支)の対域内総生産(GDP)比が2025年までに新型コロナウイルスのパンデミック前の状態に戻るとの見通しを示した。

中南米・カリブ諸国は22年から25年にかけて経済の改善傾向が続き、25年には構造的財政収支の潜在的GDPに対する比率がパンデミック前の19年と同じマイナス3.4%に回復する見込み。

国別では、アルゼンチンとメキシコは25年の予想がそれぞれマイナス1.2%、マイナス2・8%と地域の平均を上回る一方、ブラジルはマイナス5.4%と平均を下回る見込み。

中南米・カリブ諸国はOECD加盟国と同様に、パンデミックに伴う歳入の落ち込みと歳出の拡大によって構造的財政収支が悪化。潜在的GDPに対する比率は22年にマイナス4.7%となった。今年の予想は中南米・カリブ諸国がマイナス4.6%、OECD加盟国全体がマイナス2.7%となっている。

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