EXCLUSIVE-イスラエルに国際法違反、レバノンのロイター記者死亡で=国連調査
ロイター / 2024年3月14日 14時52分
3月13日、レバノン南部で昨年10月、取材中だったロイターの映像記者イッサム・アブダラ氏がイスラエル軍の砲撃で死亡した問題を巡り、戦車が国際法に反して「明らかに識別可能なジャーナリスト」の集団に向けて120ミリ弾を2発発射していたことが国連の調査で判明した。ウクライナで取材中のアブダラ記者、2022年撮影(2024年 ロイター/Ueslei Marcelino)
David Gauthier-Villars Laila Bassam Tom Perry
[イスタンブール 13日 ロイター] - レバノン南部で昨年10月13日、取材中だったロイターの映像記者イッサム・アブダラ氏(37)がイスラエル軍の砲撃で死亡した問題を巡り、戦車が国際法に反して「明らかに識別可能なジャーナリスト」の集団に向けて120ミリ弾を2発発射していたことが国連の調査で判明した。
ロイターが確認した2月27日付の国連レバノン暫定軍(UNIFIL)による7ページの調査報告書は「民間人への発砲は国連安保理決議第1701号(2006年)と国際法の違反」と指摘。ジャーナリストへの攻撃理由は不明とした。
この砲撃では現場にいた他のジャーナリスト6人も負傷した。
イスラエル国防軍(IDF)のニア・ディナール報道官は報告書に関する質問に「無関係の人々が負傷したことを遺憾に思っており、IDFがジャーナリストを含む民間人を意図的に撃つことはない」と釈明。「報道の自由を最重要視しているが、それと同時に戦場にいることの危険性を明確にしている」と述べた。
また、例外事案を検証する参謀本部の「事実調査・評価メカニズム」がこの件の調査を続けるとした。
IDFのウェブサイトによると、調査チームはイスラエル軍の法務部門に報告書を提出し、同部門が刑事捜査に値する事案かどうかを決定する。
ロイターのアレッサンドラ・ガロニ編集主幹はこれまで、アブダラ記者を殺害した攻撃がどうして起きたのかを説明し、責任者を追及するようイスラエルに求めている。
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