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プーチン大統領の発言、核使用の脅しに当たらず=報道官

ロイター / 2024年3月15日 0時15分

ロシア大統領府のペスコフ報道官は14日、プーチン大統領の核兵器に関する発言は核兵器使用の脅しには当たらないとし、米国が意図的に文脈を無視したとして非難した。代表撮影(2024年 ロイター/Gavriil Grigorov/Pool via REUTERS/File Photo)

[モスクワ 14日 ロイター] - ロシア大統領府のペスコフ報道官は14日、プーチン大統領の核兵器に関する発言は核兵器使用の脅しには当たらないとし、米国が意図的に文脈を無視したとして非難した。

プーチン氏は13日に報じられた国営メディアのインタビューで、ロシアは技術的に核戦争の準備ができており、もしもアメリカがウクライナに軍隊を派遣すれば紛争の重大なエスカレーションとみなされるだろうと訴えた。

米ホワイトハウスのジャンピエール報道官は記者団に対し、米政権はプーチン氏がロシアの核使用に関するドクトリンを改めて表明したと認識していると言及。一方、ウクライナ侵攻後にロシアが「無謀で無責任な」核のレトリックを続けていると批判した。

ペスコフ氏は14日、ジャンピエール氏のコメントに関して「意図的に文脈を無視している。プーチン氏はインタビューで核兵器の使用を脅してはいない」と主張。プーチン氏は記者の質問に対し、ロシアが核兵器を理論上使用せざるを得なくなる既によく知られている状況を改めて表明しただけだと説明した。

ペスコフ氏は、プーチン氏がインタビューで戦術核兵器をウクライナで使用するという考えは一度も頭に浮かんだことがないと語ったことも指摘した。

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