山尾氏&倉持氏「改憲論」に味方左派陣営が猛批判 「議論に乗れば改憲を許すことになりかねない」

夕刊フジ / 2017年11月15日 17時12分

写真

山尾氏(写真)と倉持氏の改憲論議は左派陣営には暴走と映るようだ(夕刊フジ)

 週刊文春に「禁断愛」のお相手と報じられた倉持麟太郎弁護士(34)を政策顧問に起用するという、常識では考えにくい行動が物議を醸している山尾志桜里衆院議員(43)だが、肝心の政策面でも炎上状態だ。倉持氏とのコンビで憲法改正を急ぐ姿勢を打ち出したことで、味方のはずの左派やリベラル勢力から猛批判されているのだ。

 山尾氏は9日付の神奈川新聞の「山尾志桜里氏が語る(下)」の中で、改憲論議について《やはり本丸は「9条」》《仮に自衛隊を書き込むのであれば、きちっと歯止めとなる条文が必要となる》などと指摘。《与党に先行し、論点を網羅する形で示すことが重要になってくる》《勝負は年内だと思っている》との見解を示した。安倍政権を批判しつつも、改憲論議でリードすることに意欲を示す内容だ。

 憲法問題は子育て支援と並ぶ山尾氏の得意分野で、倉持氏を政策顧問に起用する理由についても「首相案をはねのけるためには、今後も倉持氏からサポートを受ける必要があると判断した」と同紙に述べている。

 「山尾さんは間違っている」と批判するのは、日本共産党の愛知県委員会の幹部だ。今回の衆院選で、山尾氏が無所属で戦った愛知7区で、共産党は独自候補の擁立を見送り、自主投票とした。これが事実上の山尾氏支援となり、辛勝につながった。

 前出の幹部は「倉持さんを政策顧問にすることについては、私たちがとがめるようなことではないが…」とあきれるだけだったが、改憲論には危機感をあらわにする。

 「われわれは改憲そのものに反対だし、(山尾氏を応援した)市民連合愛知も安倍政権下での改憲には反対の立場を示している。安倍政権を押さえ込むための考えなのかもしれないが、議論に乗れば改憲を許すことになりかねない」

 山尾氏は当選後、立憲民主党の衆院会派に参加し、憲法審査会の委員に就いた。

 愛知県弁護士会の川口創弁護士はツイッターで、山尾氏と倉持氏が作った改憲試案は「とても評判が悪いものでした。もう動かないでほしい」と指摘したうえで、「一議員とその法律顧問の個人的見解で憲法審査会に臨まれるなど、到底許されることではないと思います」と立憲民主党の姿勢をただしている。

 ツイッターでは「安倍改憲につきあってる」「こんなこと選挙中ひとことも言ってなかった」など、主に左派やリベラル系のユーザーも批判の声が多い。

 立憲民主党の公式マスコットキャラクター「立憲民主くん」が山尾氏の記事を紹介したツイートについても、好意的なコメントに交じって「9条改正試案については危険だと思います」「公明党すら9条改正に乗り気でないのになぜ?勝算あるの?」などの懸念も寄せられた。

 身辺の問題以外にも十分な説明が求められそうだ。

fuji

トピックスRSS

ランキング