ＥＣＢ総裁が理事会メンバーに謝罪、先週のイタリア国債巡る発言で＝ＦＴ

［フランクフルト　１５日　ロイター］ - 欧州中央銀行（ＥＣＢ）のラガルド総裁は、先週の記者会見でイタリア国債市場を動揺させる失言をしたことついて、他の理事会メンバーに謝罪するという異例の行動を取った。英紙フィナンシャル・タイムズが１５日、関係者の話として伝えた。

ラガルド氏は先週、資産買い入れ拡大を決めたことを巡り、国債市場で新型コロナウイルスの感染が深刻なイタリアなどの国を支えるためではないと述べたことに関して、ＥＣＢの会合の冒頭で理事会メンバーに謝罪し、数人のメンバーは謝罪を受け入れたという。

ＥＣＢの広報担当者はコメントを拒否した。