米上院共和党トップ、コロナ対応の追加景気対策に「オープン」

　米上院共和党トップのマコネル院内総務は５月１４日、新型コロナウイルス感染拡大に対応した追加景気対策の可能性にオープンだとの立場を示し、トランプ政権側と協議していると明らかにした。ワシントンで撮影（２０２０年　ロイター/Erin Scott）

［ワシントン　１４日　ロイター］ - 米上院共和党トップのマコネル院内総務は１４日、新型コロナウイルス感染拡大に対応した追加景気対策の可能性にオープンだとの立場を示し、トランプ政権側と協議していると明らかにした。

ただ、同氏はＦＯＸニュースのインタビューで、共和党が新たな景気対策法案の交渉を開始するのがいつになるかについてはコメントを控えた。企業やその他機関の賠償免責を盛り込むことが、共和党の「譲れない一線」だと語った。

マコネル氏はトランプ大統領や財務長官、大統領首席補佐官と追加景気対策について既に協議したと明かし、「われわれは皆、追加法案が恐らく必要になると考えている」とした。

野党民主党が多数派を占める下院が１５日に審議するとみられる、約３兆ドル規模のコロナ対策法案については、「愚策の集合体」だと批判し、議会通過の見込みがないとの認識を改めて示した。