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トランプ大統領、ドル高容認に方針転換か

ロイター / 2020年5月15日 14時0分

 5月14日、就任以来、一貫してドル高をけん制してきたトランプ米大統領(写真)が、ドル高を容認する方針に転換しつつあるかもしれない。写真はペンシルベニア州 で撮影(2020年 ロイター/Carlos Barria)

[ニューヨーク 14日 ロイター] - 就任以来、一貫してドル高をけん制してきたトランプ米大統領が、ドル高を容認する方針に転換しつつあるかもしれない。

トランプ氏は14日、FOXビジネスニュースのインタビューで「強いドルを持つ好機だ。われわれがドルの強さを維持したため、誰もがドルを持ちたがっている」と述べた。

ドル高は米国の輸出競争力を低下させ、外貨をドルに転換しなければならない輸出企業にとって打撃となる。

トレーダーは徐々にトランプ氏のドル高けん制発言に反応しなくなっており、ドルの実効レートは2016年の大統領就任以降約3%上昇した。欧州やアジアと比べて相対的に堅調な米経済がドル相場を下支えしたためだ。

最近では新型コロナウイルスの感染拡大によって金融市場が混乱する中、安全資産に対する需要がドル高を加速させた。

テンパスのディーリング・トレーディング担当バイスプレジデント、ジョン・ドイル氏は、トランプ氏のFOXビジネスに対する発言について「よく考えずに思い付きで話したか、ドル相場を押し下げることはできないと気付いたので(ドル高を)受け入れるようになったかのいずれかだ」と述べた。

いずれにせよアナリストは、トランプ氏のドルに関する発言はドル相場に長期的な影響をほとんど及ぼさないとみている。

ドイル氏は「14日のトランプ氏のコメントを聞いて、私が為替取引の内容や見通しを変えることは断じてあり得ない」と語った。

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