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訂正-中国粗鋼生産、4月は前月比7.7%増加 経済活動再開で需要上向く

ロイター / 2020年5月15日 18時33分

 5月15日、中国国家統計局が発表した3月の粗鋼生産は、前月比7.7%増加した。提供写真(2020年 ロイター/China Daily)

[北京 15日 ロイター] - 中国国家統計局が発表した4月(訂正)の粗鋼生産は、前月比7.7%増加した。新型コロナウイルスの感染拡大抑制策として導入されていた制限措置が緩和され、経済活動が再開される中、国内の需要が上向いた。

4月の粗鋼生産は8503万トンに増えた。3月は7898万トンだった。4月は前年同月比でも0.2%増加した。

統計局のデータを基にロイターが算出した1日当たりの平均生産量は283万トンで、3月に記録した1年以上ぶりの低水準(255万トン)から11%増加。2019年6月以来の高水準となった。

統計局によると、1─4月の生産量は3億1946万トンで、前年比1.3%増だった。

下流部門の需要改善に支援され、3月下旬以降に特に建築資材向けの鉄鋼生産が急回復している。

コンサルタント会社マイスチールのデータによると、鉄筋や線材など鉄鋼製品の1日当たりの平均取引量は新型コロナ感染拡大前を上回る水準に増加。製鉄所163カ所の稼働率は5月15日時点で85.6%と約11カ月ぶりの高水準となった。

ただ、国内の在庫は依然として高水準で、世界の鉄鋼需要も弱いことからアナリストや業界団体の間では生産の急拡大が供給過剰につながるリスクが懸念されている。

サブライム・チャイナ・インフォメーションの業界調査員は「大手の生産は通常安定しているが、小規模企業は最近、利益率の改善を背景に拡大させている」と指摘。需給のバランスが崩れるリスクがあるとし、中期的な鉄鋼価格見通しは比較的弱いとの見方を示した。

*1段落目の「3月」を「4月」に訂正します。

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