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日経平均は4日ぶり反発、上値の重さと下値の堅さが共存

ロイター / 2020年5月15日 15時34分

 5月15日、東京株式市場で日経平均は4日ぶり反発した。東京証券取引所で2018年10月撮影(2020年 ロイター/Issei Kato)

[東京 15日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は4日ぶり反発した。前日の米国株式市場が後半になって大きく持ち直したことを受け、朝方は堅調な始まりとなった。その後、週末のポジション調整の売りなどでじりじり上げ幅を縮小。一時マイナス圏に沈んだが、後場寄りでプラス転換し、大引けにかけてしっかりした動きとなった。

日経平均は前日比235円01銭高でスタート。上げ幅を一時283円47銭まで拡大し、きょうの高値を付けた。その後、上値を買う材料が見当たらず、徐々に値を消して2万円を割り込むと、マイナス転換し、前日比60円75銭安で前場の取引を終えた。

後場の寄り付きでプラス転換し、その後、2万円を回復すると、大引けにかけて堅調に推移した。市場からは日銀のETF(上場投資信託)の買いに対する思惑が聞かれた。「4月中、通常のETFの買い入れ額は1202億円だったが、前日、前々日は1005億円となっていた。(買い入れする際の)基準を低くする一方で、買い入れ回数を増やす方針に転換したのかもしれない」(アナリスト)との声があった。

前場の取引時間中に、中国の国家統計局が4月の鉱工業生産が前年比3.9%増、小売売上高が前年比7.5%減になったと発表したが、株価反応は限定的だった。来週予定されている全人代(全国人民代表大会)で経済対策が表明されるかどうかに関心が向かっているという。

TOPIXは4日ぶり反発。東証33業種では、鉱業、サービス、倉庫・運輸関連、海運などが値上がり率上位にランクイン。半面、不動産、水産・農林、食料品などは売られた。

個別では、カルビー<2229.T>、日清製粉グループ本社<2002.T>が大幅安。前日発表した21年3月期の営業利益について減益見通しを示したことなどが嫌気された。食品株は、ディフェンシブ銘柄としてコロナショックの低迷局面で評価されていただけに失望感を誘った。

東証1部の騰落数は、値上がり1411銘柄に対し、値下がりが704銘柄、変わらずが56銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      20037.47 +122.69

寄り付き    20149.79

安値/高値   19,832.88─20,198.25

TOPIX<.TOPX>

終値       1453.77 +7.22

寄り付き     1459.33

安値/高値    1,441.00─1,461.90

東証出来高(万株) 129329

東証売買代金(億円) 21444.32

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