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メガバンク決算、新型コロナで与信費用1兆円超 今期減益圧力に

ロイター / 2020年5月15日 20時26分

[東京 15日 ロイター] - 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>など大手銀行3グループの2020年3月期連結決算は、傘下銀行の株価低迷や新型コロナウイルス感染拡大の影響で、みずほフィナンシャルグループ<8411.T>を除く2グループが最終減益となった。取引先企業の業績悪化に備えた3グループの与信関係費用は計1兆円を超える見通しで、21年3月期の新たな減益要因となる。

三菱UFJの20年3月期連結純利益は5281億円と2年連続の減益となった。インドネシア子会社のバンクダナモン の株価低迷に伴う減損処理が響いた。新型コロナ関連では引当金500億円を計上した。

三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>の連結純利益も7039億円とわずかに減った。コロナ関連で20年3月期に与信費用を400億円積み増すなどし、純利益ベースで1100億円の減益要因となった。一方、みずほは19年3月期に構造改革費用を計上した反動で連結純利益が4485億円に増えた。

21年3月期は各グループとも与信関係費用の増加を見込み、慎重な予想が目立った。三菱UFJは総額4500億円の費用計上を想定し、連結純利益を5500億円と見込んだ。三井住友FGも同額となる4500億円の与信費用が生じるとし、純利益予想を4000億円とした。

みずほはコロナ関連の引当金を前倒しし、関係費用を20年3月期に804億円計上した。ただ、21年3月期にも新たに2000億円の与信関係費用が生じるとし、同期の連結純利益予想を3200億円にとどめた。

*内容を追加しました。

(山口貴也)

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