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大韓航空の第1四半期は6700万ドルの営業赤字に転落、コロナ直撃

ロイター / 2020年5月15日 18時37分

5月15日、大韓航空が発表した第1・四半期決算(暫定値)は新型コロナウイルスの流行で大きな打撃を受け、連結営業損益が828億ウォン(6730万ドル)の赤字に転落した。仁川空港で3月撮影(2020年 ロイター/Heo Ran)

[ソウル 15日 ロイター] - 大韓航空<003490.KS>が15日発表した第1・四半期決算(暫定値)は新型コロナウイルスの流行で大きな打撃を受け、連結営業損益が828億ウォン(6730万ドル)の赤字に転落した。前年同期は1406億ウォンの黒字だった。

コスト削減により業績は市場予想を上回る水準となったものの、同社は全ての路線で需要が落ち込み、第1・四半期の有償旅客キロ数は前年同期比29.5%減少した。

一方、旅客便が減少した影響で貨物積載能力が低下したにもかかわらず、貨物輸送トンキロは同3.1%増加した。貨物専用機の使用を増やしたほか、旅客機を貨物機として運航した。

大韓航空は、新型コロナの影響で第2・四半期にも赤字が続くとの見通しを示した。

世界的に旅客便が減便や運航停止となっているため、貨物積載能力の不足も続くとみられるという。

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