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豪NAB、債務返済できない顧客には追加融資拒むのが適切=CEO

ロイター / 2020年6月15日 15時28分

[シドニー 15日 ロイター] - 豪銀大手ナショナル・オーストラリア銀行(NAB) は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で融資の返済猶予を申請した顧客の一部は返済ができない見通しだと明らかにした。また、返済できない顧客には追加融資を拒む姿勢を示した。

業界の統計によると、NABを含む豪州の銀行は3月以来、企業および家計向けの融資のうち、計77万2000件強、総額2340億豪ドル(1597億3000万米ドル)強について、最長6カ月の返済期限の延長を認めた。

ロス・マキューアン最高経営責任者(CEO)は15日付の豪紙オーストラリアン・フィナンシャル・レビューへの寄稿で「返済猶予期間が9月頃に終了すれば、一部の顧客はさらなる支援が必要になるかもしれない。一部は通常の元利払いを再開するのに前向きかもしれない」と指摘。

3カ月後の状況がどれだけ良いかあるいは悪いかを判断するのは時期尚早としながらも、「われわれはそれまで待つことはしない。現在、顧客と対話している」と明らかにした。

国内の経済活動が再開される中、返済期限を延長した顧客の多くは既に通常の支払いを再開しているが、他はさらなる支援がなければ支払い不能に陥る可能性が高いと指摘。

しかし「顧客にノーと言うことは時に適切な対応」とし、顧客に返済する余力がないならば「さらなる債務を負わせることはできない」とした。

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